伊勢崎市|「日本一暑いまち」から「暑さに強いまち」へ

- 組織名
- 伊勢崎市
- 業界
- 官公庁・団体業(市役所)
導入背景「『日本一暑いまち』から『暑さに強いまち』へ」
- 暑さにより、これまで当たり前にできていた市民生活(一例として、子どものプール利用、登下校、スポーツ活動、農作業など)が困難になっている。
- 行政単独の施策では対応範囲が限られるため、官民連携施策も含めた「暑さに強いまち」への転換を目指したい。
運用実績
- 導入台数:10台
- 期間: 2026年7月〜
- 運用方法:全庁横断的なプロジェクト「クールダウンいせさき」を立ち上げ、官民連携の一環として暑熱対策サービス「GoANZEN(ゴアンゼン)」を導入。伊勢崎駅南口など計10箇所に設置し、WBGTを一覧できるWeb上のマップを市民に一般公開。

運用効果
- 当初は1地点ごとのWBGTの確認が必要だったが、センサーWBGTを定点設置・一覧表示することで、一目で状況が把握できるようになった
- 暑い日には市内全域で数値が高くなる傾向など、市内の暑さ状況をデータとして可視化できるようになった
- CSVデータ出力機能により、地点別・時間別の気温データを抽出・グラフ化できるようになったことで、データベース化の道筋が見えた。これにより、「最も暑い時間帯」「意外と涼しい時間帯」といった時間的な傾向を把握し、市民への周知やイベント開催時間の検討材料とするなど、今後に活かせる可能性を感じている
- 客観的なデータに基づく指標が示されることで、公立の小中学校をはじめとする公共施設の管理責任者の負担軽減や、利用者の安全向上に繋がる事業展開の可能性が感じられた
現場担当者の声
「GoANZEN」導入による可視化と新たな気付き
以前の伊勢崎市では、市内各所にデジタル温度計を設置したり、群馬県が公共施設等に設置したWBGT測定器の数値を参考にしたりするなどの施策を行っていたものの、多地点での詳細なWBGT観測は行っていませんでした。
「GoANZEN」を導入したことで、市内各地点の暑さを管理画面や「伊勢崎市暑さ指数マップ」で一覧表示できるようになりました。伊勢崎市の担当者様は「一目で暑さ指数がわかるため、市内各地の暑さ指数をより視認しやすくなったと思います」と一覧性を高く評価しています。

学校現場の負担軽減への期待
市内の暑さ対策を進める中で、特に浮き彫りになったのが学校の教育現場が抱える課題でした。
現在、学校では教員が体育館や校庭、プールなどの暑さ指数を各地点を個別に手動計測しており、負担が生じています。また、気温だけを見て野外活動などを中止した際に体感温度との乖離を感じる場合もあり、個人の主観的な判断には限界があります。
こうした中、「GoANZEN」によって各地点の暑さ指数を個別で定点測定し、各地点の状況をパソコンで一元管理できる仕組みに期待が寄せられています。
伊勢崎市の担当者様は「個人の判断によらなくなるので、客観的な指標で判断できる」と利点を挙げ、数値的な指標があれば活動の可否に対する保護者の納得感も得られやすくなるのではないか、と指摘しています。
暑さ対策への市民の「行動変容」と持続可能な街づくりへ
「GoANZEN」で得られたデータは、次のステップでの活用が見込まれています。
抽出可能な地点別・時間別のデータをデータベース化し、気象や風、降雨などの条件と組み合わせて高度に分析することで、「農作業の推奨時間」や「お出かけしやすいタイミング」など、市民向けの具体的な対策を生み出せるのではないかと期待を寄せられています。
※本事例の内容は取材当時の情報を基に作成したものです。内容や状況は公開当時より変更されている場合がありますので、予めご了承ください。
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